DJ-1196 WW2 First Type Denim Jacket
Cotton 100%
1940年代にのみ生産された片方ポケットのデニムジャケットを、ドライボーンズの解釈の下、復刻生産。
当時は「プリーテッドブラウス」「リベッテッドブラウス」などと呼ばれていた通り、前身頃に左右対称なプリーツが入り、ポケット口や袖口などには補強用のリベットが打ち込まれています。
そしてこの時代は第二次世界大戦の真っ只中という事が影響し、アメリカ国内でも様々なアイテムに物資統制がされていきました。
デニムジャケットにも物資統制は及んでいて、ボタンの数を減らしたりしています。
当時のデニムジャケットは、デニムそのものの生地幅が狭かった為に後ろ身頃が足らないサイズがあり、44サイズ以上は背中心に縫い合わせが入る、通称「Tバック」と呼ばれる縫製方法が採られていました。
ドライボーンズでは、このTバックスタイルを全サイズに適用、より「レアなサイズ感」を演出しています。
また、当時ものヴィンテージよりも若干着丈を伸ばしています。
これは当時のモノが極端に着丈が短い事から、現代のボトムス事情に合わせた着丈にしました。
デニムは縦糸7番手、横糸6番手の13.5オンスのムラ糸デニムを採用。
当時と見紛う様な縦落ちを、経年変化で楽しんでください。
ドライボーンズのファーストタイプ大戦モデルとしては…
ポケットフラップを無くして簡略化、フロントボタンの数量を1つマイナスして金属使用量を減量、フロントボタンを汎用の月桂樹柄に変更し簡略化、等々を行いました。
逆に大戦モデルの、既存モデルからの変更として…
ポケット位置を若干高くした(ボタン数が減った為のバランスを考慮)、バックストラップの補強ステッチを変更(尾錠そのものを変更した為)、そして何より、フロントプリーツのステッチを二重にして強固にしました。
コレは当時の物が一重なので踏襲していましたが、あまりに「切れてしまう」とクレームも多かった為です。愛着を持って着てくれている事の証であると捉え、ポジティヴにアレンジしてみました。
実は某ブランドの大戦モデルも、物資統制を逆手にとってデニムクオリティを上げてます。そういった「したたかな面」もモディファイしてみました。
ドライボーンズなりの「大戦モデル」、初のお披露目です。